おいしい給食

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たいら保育園では、近年に見られる食生活の欧米化を見直し、園では和食中心の献立で、体の土台作りを支えます。加工品や添加物を避け、身体にやさしい自然食を提供しています。

食べる力は「生きる力」につながります。なんでもしっかり食べ、元気でたくましい心と体を育てます。

特徴

【かむ力】
・離乳食を丁寧に進めていきます。一人ひとりの発達に合わせて離乳食を提供することで、そしゃく機能が発達していきます。
・食材は少し大きめに切りしっかり口を開けてよく噛むことを大事にします。
・やわらかいものばかりでなくしっかり咀嚼できる硬さの食材も取り入れます。
・食材はものによって小さくしたりせず、そのまま丸ごとを食べることもあります。

【味覚形成】

・旬の野菜を豊富に取り入れた日本食が中心です。
・加工食品の使用を避け、天然だしと良質の調味料を使って薄味で安心して食べられる食事です。業務用や化学調味料は使いません。
・毎日園で炊くご飯は、5分挽きに精米し炊きたてを提供しています。米どころの福井で取れたコシヒカリはモチっと甘みがありとってもおいしいです。
・春はほろ苦い山菜、夏には瑞々しいウリ科の野菜、秋はでんぷんたっぷりの芋類、冬は甘味が増した根菜や青菜。旬の素材の味を大切にしています。離乳の頃から野菜をふんだんに取り入れ、味覚形成の時点で好き嫌いないようにしています。

【行事食】

楽しい食事の経験は、食べる意欲を育てます。四季折々の行事食を大切にしています。

・子どもの日(鯉のぼりやかぶとなどを模した特別メニュー) 
・七夕(竹を割って作った流しそうめん台で流しそうめん)
・お泊り保育(野外でカレーライス作り)
・焼き芋会(園庭で焼き芋をします)
・クリスマス(クリスマス特別メニュー)
・餅つき(臼と杵で餅つきをします)
・節分(手巻き寿司、ちらし寿司などの特別食)
・ひなまつり(ちらし寿司など)
・年長ありがとう会(卒園を迎える年長さんとのお別れ会食)

配膳も自分たちで

離乳食(0歳)

・月齢と一人ひとりの子どもの姿から大切な食べる力が身に付くように、一つ一つのステップをふんで進めていきます。

・赤ちゃんの舌はとても敏感です。一人ひとりの発達に合わせながら、食材の切り方や量を調節しています。味覚の土台を丁寧に育てていきます。

・自らの手づかみ食べを大事に意欲を育てます。自分の目で見て手でつかんで口に運ぶこの協応動作が大切です。自らが食べようとする意欲が生きる力の大事な一歩となります。

・味付けは薄味です。だしを効かせ、素材の味を十分経験します。

離乳食 前期 ~舌と上あごでつぶす時期~
離乳食 中期 ~歯ぐきでつぶせる固さの時期~
離乳食 後期 ~歯ぐきで噛める固さの時期~

移行食(1歳~)

移行食・離乳が完了しても、子どもの消化能力は未熟でまだまだ配慮が必要です。刺激の強いものや消化の負担になる食材(香辛料など)は、幼児食になるまで使用しません。

・砂糖や油は使わず、だしや塩、かつお節やごまなどを使って薄味で素材のうまみを活かした味付けをします。

※次の物は避けています。

・油分の多いもの(特に洋食に多い)・・・油分はまだこの時期の子どもには消化が未発達です。

・肉や魚類の加工品・・・たくさんの塩分や食品添加物(化学薬品も含む)が入っています。添加物を解毒するのに、子どもの腎臓や肝臓に大きな負担を与えます。加工品とは、ベーコンやハム・ウインナー、はんぺんや竹輪などの練り製品のことです。

・牛乳・乳製品・・・もともと日本にはなかった食材で明治以降、食生活の欧米化によって飲まれるようになりました。牛乳を消化する酵素を日本人はあまり持ち合わせていません。小学校になれば飲むようになるので、園では積極的には取り入れていません。

幼児食(3歳~)

 

・「いただきます」「ごちそうさま」と手を合わせ、日ごろから食べ物への感謝の心を大切にしています。

・しっかり食べることで、おもいきり遊び、身体をいっぱい動かす原動力を築きます。

・調理体験を通じて、食に興味をもち、食べる意欲を育てます。

・給食に使う食器も木の汁椀や陶器を使うなど本物を大事にしています。落としても割れないプラスチックプレートや食器は使いません。本物を使うことでかえって大事に食器を扱うようにもなります。

・献立はサイクルメニューにしています。同じメニューを月に2回出すことで、苦手な食事も次ぎは食べられるようにしています。

・配膳も自分たちでします。自分が食べられる分量がわかり、生活力もつきます。

ある日の給食
ある日の給食

おやつ

・手作り中心です。市販のお菓子は砂糖、油、添加物いっぱいなので使用しません。

・子どものおやつは水分や養分の補給です。おなかの足しになって力になるイモ類やおにぎり、焼きうどんなどの軽食、そしてビタミン・ミネラル豊富な野菜や果物などがおやつになります。

・甘味や化学調味料(アミノ酸)に慣れてしまうと、本当の素材の味がわからなくなってしまいます。薄味で体にやさしいおやつを心がけています。

おやつ一例 おはぎ 人参

アレルギー除去食

  • 医師の診断書に基づいてアレルギー食品の除去を行います。
    保護者と連携をしながらアレルギーを克服するように食事の提供を行います。

  • 場合により調味料もアレルギー食品が入っていないものを使います。
    例 小麦抜き醤油、卵抜きマヨネーズ

トピックス


たいら保育園の給食レシピが掲載された本が2冊あります。食から子どもたちの健やかな心身を育てたいと、体に優しい手作りの給食を提供しています。

全国の様々な園の給食が掲載されています。各園に共通することがあります。
★「薄味」
★「食品添加物が多い食材や加工品を使用しない」
★「野菜の量が多い」
★「主食がお米の和食メニュー」
★「手間をかけた手作り」
★「一汁三菜のバランス」

また、子どもたちがよく食べるために、メニューの工夫だけではなく、午前中にしっかりと体を動かしてお腹をすかせるというのも各園大事にしています。

これからも食事から子どもたちの豊かな成長を支えていきたいと思います。

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